食材と言えば北海道! ~北海道のスローフード食材を食べてみよう~

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スローフード事例

こんにちは、スローフードを学ぶきょうじゅです。

実は私、生まれも育ちも北海道です。

子供の頃、近くのスーパーマーケットで売っている野菜のほとんどは北海道産、海産物も近くの海で採れたものが多かったです。

今ほどファストフード店もなく、外食と言えば地元のレストランやラーメン店で楽しんでいました。スローフードなど意識していなくても、生活の大部分が地産地消でした。

この記事では、

・北海道の食材が美味しいことは知っているし、スローフードっぽいけど、結局
 何がオススメなのか分からない

・有名な北海道食材は知っているから、もう少しマニアックなレア食材を紹介してほしい


という方向けに、北海道出身の私がまずは食べてほしい北海道食材をおススメします!

 

北海道のスローフード食材を楽しみたい方、健康的なライフスタイルを手に入れたい方は、ぜひ本記事を読んで北海道食材の美味しさを楽しんでください!

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北海道のスローフード野菜

北海道の野菜は、地元の農家で収穫されたものや、山側から手摘みされたものなど、新鮮で旬のものが豊富にあることで知られています。北海道の野菜は種類が豊富で、他では味わえない独特の風味があります。北海道の火山性土壌で育ったサツマイモ、ジューシーな野生キノコなど、北海道の野菜は独特のおいしさを持っています。

その中で、スローフードとして特にご紹介したい野菜はこちらです。

玉ねぎ -札幌黄-

↑こちらは札幌黄ではなく、イメージ画像です。。

北海道で有名なスローフード野菜の一つが玉ねぎです。
その中でも、かつては幻の玉ねぎと言われていたのが「札幌黄」です。

札幌黄は一般的な玉ねぎよりも肉厚で柔らかく、加熱後の甘みが強いため、入手のしにくさが相まって「幻のたまねぎ」と言われています。根強いファンも多く、近年は札幌黄を好んで使うレストランも増えてきています。

2007年、札幌黄は、スローフード協会国際本部の「味の箱舟」に認定されました。
「味の箱舟」は、各地方の伝統的かつ固有な在来品種や加工食品、伝統漁法による魚介類など、消えてしまう可能性のある希少な食材を世界的な基準の下で認定し、地域における食の多様性を守ろうという取り組みです。

この認定により、札幌黄の生産農家が少しすつ増えてきています。

戦前、札幌黄は北海道全体で生産され、海外への輸出もされていたほどの収穫量がありました。明治時代は、全国の玉ねぎ生産量の約半分は北海道であり、特に札幌村は、もともと肥沃で風が強く乾燥しやすいという、玉ねぎ栽培に向いている環境でした。

ただし、札幌黄は病気に弱く、形が不揃いのものが多かったため、品種改良された病気に強い品種が生産されるようになり、札幌黄の作付面積は激減します。

2004年には、生産農家が10~15戸程度にまで減ってしまいます。

 


 

まさかりかぼちゃ

↑こちらはまさかりカボチャではなく、イメージ画像です。。

もうひとつ、北海道のスルーフード野菜としてご紹介したいのが「まさかりかぼちゃ」です。長沼町や芽室町で主に生産されています。

一般的なカボチャよりも頭部分が細長くとがっており、重さは1個4kg程。
包丁では割ることができない皮の硬さが特徴です。包丁ではなくナタで割るのがオススメだそうです。ナタがない場合は、袋に入れてコンクリートに落下させて割るという斬新な調理法です。

は非常に粉質性が強く甘みもあり、現在の栗系のかぼちゃの品種はこの「マサカリ」の系統を引き継いでいるものが多いそうです。

普通の包丁では切れない不便さから栽培が減少し、昭和40年頃にはほとんど姿を消してしまいました。最近では自家用、または好事者向けに栽培される程度で、その栽培面積はきわめて少量です。

近年、士別町で「まさかり岩男」のブランド名で復活させている農家の生産者集団がいらっしゃいます。いつか食べに行きたいです。

復活!硬くて切れない、まさかりカボチャ「BLUE SEEDSのまさかり岩男」

 

北海道のスローフード海産物

北海道は北の海に面しているため、海の幸が豊富です。冷たく澄んだ海は魚にとって理想的な環境であり、豊富な魚介類が水揚げされます。魚の出汁をベースにした料理も多く、北海道の海の幸はスローフードとして素晴らしい味を提供してくれます。

オホーツク海側の潮の流れは「親潮」呼ばれるほど、海中の養分が高いため、魚が住みやすくしかも大きく育ちやすいんです。また、海水が冷たいので身が引き締まり、産卵の時期に備えて脂肪を蓄えるため、ものすごく魚がおいしいのです。

北海道の海産物では、私の大好きな「松前漬け」「ハタハタの飯寿司(いずし)」「トキシラズ」の3品をご紹介します。

松前漬け

松前漬け」は、その名の通り、松前藩(今の函館)が発祥といわれています。

乾燥させたスルメイカと昆布を細切りにし、数の子を加え、醤油、酒、みりん、砂糖などで漬け込んだ北海道の郷土料理(冬の保存食)です。

江戸時代後期から明治時代、大量にとれたニシンの卵の数の子を使い、スルメイカと昆布を合わせて作られていました。

昭和になりニシン漁が衰退していくなか、松前町では、スルメイカ漁が本格的におこなわれるようになり、現在では、隣接する福島町と合わせ全国有数のスルメイカの生産地となっています。そのため、「松前漬」ではスルメイカと昆布が多く使われるようになってきました。

北海道では年中売られていましたが、最近では年末年始のおせち料理として東京のスーパーマーケットでも販売されています。

塩っ辛さと醤油・砂糖の甘さが融合し、日本酒やワインのお供にも大変重宝します。

ハタハタの飯寿司(いずし)

みなさん、「いずし(飯寿司)」をご存じでしょうか?
魚の切り身とご飯、生姜、人参を酢、麹、唐辛子と混ぜ込んで20日ほど熟成させて作る北海道の郷土料理です。

豊かな香りとまろやかな酸味が特徴で、お酒にもご飯にもよく合います。

私が子どもの頃は、鮭の飯寿司はスーパーマーケットでよく売っていたのですが、ハタハタの飯寿司は貴重で、滅多に売っていませんでした。そのため、売っていたら親に即購入をせがんでおりました。

発酵食品で、塩気もありますので、松前漬けと同じく日本酒やワインの肴にとても合うおつまみです。

トキシラズ

トキシラズ」、聞いたことはありますか?
ちょっと変わった鮭の一種です。

一般的に、鮭は秋から初冬にかけて、沿岸に寄ってきたものを水揚げし「秋鮭」として販売されています。

通常、鮭は北海道の川で生まれ、海に出て2年~8年かけて成魚となります。

トキシラズという鮭は、秋に獲れる秋鮭とは違い、春から初夏にかけて水揚される鮭です。
ロシアの川で産まれ、まだ成熟していない状態で海で回遊しているところを獲ります。

季節はずれに獲れるので、「時知らず」と名前がついたとも言われています。
北海道の前浜の定置網で獲れる時鮭は、本当に少なく、1日数尾という日もあるくらいとても貴重な鮭。脂の乗りが多く、秋鮭に比べて3~4倍の脂肪を含有します。

北海道のスーパーマーケットでも、本当に滅多にお目にかからない、大変貴重なお魚です。
その分、食べた時のおいしさと感動はひとしおです。

北海道のスローフード畜産物

北海道では、さまざまな畜産物も食卓に登場します。道産の牛肉や豚肉、牛乳やバター、チーズなどの乳製品など、北海道ではさまざまな肉・乳製品が生産されています。世界的に有名な牛肉は、この地域のスローフード料理の多くに使われていることでも知られています。

私がお勧めしたいのは、ジンギスカンと絶品豚肉です。
特に、帯広名物の「豚丼」。これはぜひ本場で一度食べてほしい!

タレ漬け込みタイプのジンギスカン

マトン(大人の羊肉)やラム(子羊のお肉)を焼肉で楽しむ、北海道ソウルフードです。
タレに漬け込んだ肉と生のまま焼くタイプの2種類があります。

中央部が凸型になっているジンギスカン鍋を利用するのも特徴です。

「羊肉が苦手」という方もいらっしゃるでしょうか?
そういう方には、まずは「タレ漬け込み」タイプを本当に本当にお勧めします。
羊肉特有の臭みなどは全くなく、タレで肉質が柔らかくなっていますので、ジンギスカン初心者の方はまずはこちらです!!

タレ漬け込みジンギスカンで超有名なのは、私も大好きな「松尾ジンギスカン」。
以下サイトから、タレ漬け込みタイプをお試し価格で購入できますので、ぜひ一度、本場のジンギスカンを味わってください。

松尾ジンギスカン

帯広名物:豚丼

炭火であぶった豚バラ肉に、甘辛いタレをまぶしてご飯の上へ。
一般的な牛丼チェーン店で販売されているような、薄切り肉をタレで煮込む豚肉版とは全く違います。

地元産の豚肉を地元でじっくりと味わう、こういう生活を続けたいものです。

帯広「ぱんちょう」の豚丼。もう10年以上伺えていませんが、また必ず訪れたいお店です。

牛トロ丼

「牛トロ丼」はご存じでしょうか?

牛トロ丼は、脂ののった牛のトロ(霜降り肉)を使用した料理です。トロは、牛の首周りや肩などの部位に多く含まれる脂肪のことで、柔らかくて味が濃厚であるため、高級な部位とされています。

トロを細かく切り、ご飯の上に盛りつけ、様々な調味料や薬味としてネギや生姜、山葵などをトッピングとして加えて食べます。

牛トロ丼は、肉の脂がたっぷりと含まれているため、濃厚な味わいが特徴です。
私が学生の頃は、大学生協の食堂にも並ぶほどポピュラーな丼でしたが、北海道以外ではとってもレアなので、ぜひ一度ご賞味いただきたいです!

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